特定技能が19分野へ拡大!外国人が働ける新3分野を解説 | 物流倉庫・リネンサプライ・資源循環【外国人向け】

「もっと多くの仕事で特定技能ビザを使えるようになるって聞いたけど、本当?」「自分の仕事は対象になる?」
2026年1月23日の閣議決定により、特定技能の対象分野が16分野から19分野へ拡大することが正式に決まりました。
新たに追加されるのは「物流倉庫」「リネンサプライ」「資源循環」の3分野です。

本格的な仕事のスタートは2027年4月以降の予定ですが、今から準備しておくことで、新しい分野でのキャリアチャンスをつかめます。
この記事では、外国人の皆さんが知っておくべき情報をすべてわかりやすく解説します。

📋 この記事でわかること
✅ 特定技能19分野への拡大とは何か(わかりやすく解説)
✅ 新しく追加される3分野(物流倉庫・リネンサプライ・資源循環)の仕事内容
✅ いつから申請・仕事が始められるのか(スケジュール)
✅ 特定技能ビザを取るために必要なこと・準備すること
✅ 育成就労制度との関係と、キャリアパスのイメージ

そもそも「特定技能」とは?おさらい

特定技能は、日本で人手が足りていない産業分野で、外国人が働けるようにした在留資格(ビザ)です。
2019年にスタートし、今では多くの外国人がこのビザで日本で働いています。

  • 特定技能1号:各分野の技能試験+日本語試験(N4程度)に合格すれば取得できる
  • 特定技能2号:さらに高いレベルの技能が求められる。取得すれば家族帯同・長期在留が可能

今まで特定技能で働ける分野は16分野でしたが、2027年4月以降は19分野に広がります。

 特定技能19分野:全リスト

2027年4月以降の特定技能19分野は以下のとおりです。

介護自動車整備外食業(New)物流倉庫
ビルクリーニング航空自動車運送(New)リネンサプライ
工業製品製造業宿泊鉄道(New)資源循環
建設農業林業
造船・舶用工業飲食料品製造業木材産業

※2026年1月23日閣議決定に基づく。本格運用は2027年4月以降の予定。

新分野①:物流倉庫(ぶつりゅうそうこ)

所管省庁国土交通省
仕事が始まる時期2027年4月〜(予定)
受入れ上限特定技能1号:11,400人(2026〜2028年度)
派遣雇用不可(直接雇用のみ)
育成就労対象あり(6,900人・2027〜2028年度)

どんな仕事をするの?

物流倉庫とは、コンビニ・スーパー・ネットショッピング(Amazon等)の商品を保管・仕分け・出荷する施設です。以下の業務が特定技能の対象になる予定です。

● 商品の仕分け・ラベル貼り・検品
● 商品の入庫・出庫作業
● 在庫管理・保管業務
● 関連する運搬・清掃作業(メインの業務に支障がない範囲で)

【なぜこの分野が追加されたの?】
ネット通販(EC)市場が急拡大し、物流倉庫の需要が急増しています。
しかし、倉庫で働く人が不足しており、2028年度には約18,300人が足りないと試算されています。
日本人だけでは補えないため、特定技能で外国人が働けるようにしました。

⚠️ 物流倉庫で働く際の重要な注意点
特定技能 物流倉庫分野では「派遣」での雇用が認められません。
必ず「直接雇用(その会社の社員・契約社員として採用)」される必要があります。 派遣会社から物流倉庫に送り込まれる働き方はできませんのでご注意ください。

新分野②:リネンサプライ(りねんさぷらい)

所管省庁厚生労働省
仕事が始まる時期2027年4月〜(予定)
受入れ上限特定技能1号:4,300人(5年間)
派遣雇用不可(直接雇用のみ)
育成就労対象あり(2027〜)

リネンサプライってどんな仕事?

「リネンサプライ」とは、ホテル・病院・介護施設などで使うシーツ・タオル・ユニフォームなどを洗濯・クリーニング・管理する仕事です。

● シーツ・タオル類の入荷・仕分け
● 大型洗濯機・乾燥機の操作
● アイロンがけ・折りたたみ(ロールアイロナー等を使用)
● 検品・結束・出荷準備
● 施設への納品・回収

【なぜこの分野が追加されたの?】
日本政府は2030年に訪日外国人を6,000万人にする目標(※観光庁・政府目標)を掲げています。
ホテルや旅館が増えると、シーツやタオルを洗うリネンサプライ業者もたくさん必要になります。
しかし現場の人手が慢性的に不足しているため、特定技能での受け入れが決まりました。

新分野③:資源循環(しげんじゅんかん)

所管省庁環境省
仕事が始まる時期2027年4月〜(予定)
受入れ上限特定技能1号:900人(3年間) ※3分野で最少
派遣雇用不可(直接雇用のみ)
育成就労対象あり:3,600人(2027〜2028年度)

資源循環ってどんな仕事?

「資源循環」とは、ゴミ(廃棄物)を処理・再利用する仕事です。家庭や工場から出たゴミを、安全に・環境に優しく処理することが目的です。

● 廃棄物の分別・仕分け
● 廃棄物の中間処理(ゴミを減らす・安全にする処理)
● 破砕機の操作や燃え殻の収集(関連業務として)
● 市町村委託の一般廃棄物処理・自治体直営の処理施設も含む

【なぜこの分野が追加されたの?】
廃棄物処理業界では有効求人倍率が5倍を超えるほど人手不足が深刻です。
働いている人の高齢化も進んでいます。
ただし受入れ上限が900人(3分野で最も少ない)なので、狭き門であることに注意が必要です。

 3分野を一気に比較!

新設3分野の違いを一覧で確認しましょう。

比較項目物流倉庫リネンサプライ資源循環
所管省庁国土交通省厚生労働省環境省
申請開始(予定)詳細未定(今後公表予定)詳細未定(今後公表予定)詳細未定(今後公表予定)
本格運用開始2027年4月〜2027年4月〜2027年4月〜
特定技能1号の受入れ上限(3年)11,400人4,300人(5年)900人(3年)
育成就労の受入れ上限6,900人(2年)未定3,600人(2年)
派遣での雇用不可(直接雇用のみ)不可(直接雇用のみ)不可(直接雇用のみ)
育成就労の対象○(2027年〜)○(2027年〜)

いつから働けるようになる?スケジュール

新3分野の制度スタートのおおよそのスケジュールは以下のとおりです。

時期物流倉庫リネンサプライ資源循環育成就労
2026年内試験制度・省令整備試験制度・省令整備試験制度・省令整備制度準備
2026〜2027年在留資格申請受付開始在留資格申請受付開始在留資格申請受付開始
2027年4月〜本格運用開始本格運用開始本格運用開始育成就労スタート

⚠️ 重要:試験の詳細はまだ未定
技能評価試験の内容・受験場所・申込方法は2026年内に順次発表される予定です。
試験が確定していない今の段階からできることは以下の通りです:
① 日本語能力を上げる(N4以上が目標)
② 関連する仕事の経験を積む・技能実習を修了する
③ 最新の公式発表を定期的にチェックする

特定技能ビザを取るために必要なこと

新設3分野で特定技能1号ビザを取得するには、原則として以下の2つが必要です。

① 分野別の技能評価試験に合格する

各分野ごとに実施される技能評価試験に合格する必要があります。試験の内容・日程・受験方法は今後(2026年内)に各省庁から発表される予定です。試験が公表され次第、速やかに申し込むことが大切です。

② 日本語能力試験(JLPT)N4以上、またはJFT-Basicに合格する

特定技能1号には日本語能力試験N4以上、またはJFT-Basic(国際交流基金日本語基礎テスト)への合格が必要です。今からしっかり日本語を勉強しておきましょう。

育成就労制度との関係:キャリアパスのイメージ

2027年4月から、技能実習制度に代わる新制度「育成就労制度」もスタートします。
この制度は「3年間日本で技能を学び、特定技能1号に移行する」ことを目的としています。

キャリアパスのイメージ(物流倉庫・リネンサプライ・資源循環)

【ルート①】育成就労(2〜3年)→ 特定技能1号へ移行
最初から日本に来て3分野の仕事を学び、特定技能1号へのキャリアアップを目指す

【ルート③】海外・他ビザから技能試験を受けて特定技能1号を取得  
分野別技能評価試験+日本語試験(N4以上)に合格して取得する

今から準備できること

制度の本格運用は2027年4月ですが、先に準備しておくことで有利になります。

  1. 日本語の勉強を続ける:N4以上(できればN3以上)を目標に学習。JLPT・JFT-Basicの受験を検討
  2. 関連する現場経験を積む:物流・クリーニング・廃棄物処理などの仕事をすでにしている方は継続が有利になる可能性がある
  3. 試験情報をチェックする:PROMETRICJAPAN LIFE PORTALで最新情報を確認
  4. 在留資格を確認する:現在の在留資格・在留期限を確認し、ビザ切れに注意する
  5. 登録支援機関・エージェントに相談する:Stepjobなどの専門家に早めに相談するとスムーズ

よくある質問(Q&A)

今すぐ特定技能「物流倉庫」で働けますか?

まだ働けません。 試験制度の整備・在留資格申請の受付は2026〜2027年に順次開始予定で、本格運用は2027年4月以降の予定です。今は準備期間として日本語や仕事のスキルを磨いておきましょう。

試験はどこで受けられますか?

試験の実施場所・方法はまだ発表されていません。 2026年内に各省庁から順次発表される予定です。各省庁の公式サイトで最新情報を確認してください。

リネンサプライとビルクリーニング)は違うのですか?

はい、違います。 ビルクリーニングは建物・施設内の清掃が対象です。リネンサプライはホテル・病院などで使うシーツ・タオルなどの洗濯・仕上げ・管理が対象で、別の分野として新設されます。

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まとめ:新3分野のポイントを整理!

✅ 2026年1月の閣議決定で、特定技能が16分野→19分野に拡大が決定
✅ 新しく追加されるのは「物流倉庫」「リネンサプライ」「資源循環」の3分野
✅ 本格運用スタートは2027年4月〜。試験制度は2026年内に発表予定
✅ 3分野とも直接雇用のみ(派遣不可)。育成就労制度との2本立て
✅ 今できる準備:日本語勉強(N4以上)・現場経験・最新情報のチェック

新しい3分野の追加は、今まで特定技能で働けなかった仕事をしている外国人にとって、大きなチャンスです。
まだ準備の時間はあります。日本語の勉強をしながら、試験発表を待ちましょう。

仕事探しや特定技能ビザの相談は、Stepjobにお気軽にご連絡ください。

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